人を育てる言葉
○か×か、YESかNOか、そのどちらかにこだわる人がいる。
また、こだわらなければならない瞬間がある。
陶芸家、書家は残す作品と処分する作品をはっきりと区別し、
処分するものは躊躇なく処分する。
高名な作家の作品はもったいない・・処分することはないのにと思うこともあるが、
作品の質を保つにはそれも必要なこと。
ところが、子育てや自分育ての場面では○か×かという二者択一は危険である。
100点だからOK、それ以外は×ということにはならない。
50点の自分とどう折り合いをつけて、どうステップアップするかが課題になる。
ただ、30点、50点の現実をどう受け止めるか・・、現実の受容にはエネルギーがいる。
「もっと、がんばれ」とオシリを叩くことにどれほど意味があるだろうか。
人を育て、自分を育てるには、はじめにねぎらいが必要だ。
現実がどうであれ、まず「がんばったね!」の言葉が必要なんだと思う。
最近、その言葉の力に気がついた。
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2013年3月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:スペース海
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