障がいのある子どもとその兄弟の関係②
兄弟に障がいがある時、
兄弟の成長や、障がいのある本人の発達に応じて、その関係は微妙に変化していく。
以前、スペース海の合宿は兄弟もいっしょだった。
その合宿で見えた兄弟の心模様。
例えば、お兄ちゃんに発達障がいのある場合、
妹や弟が合宿にいっしょに参加すると、
ほぼ例外なく、妹や弟は「母親の代わり」をしてお兄ちゃんをフォローする。
「お兄ちゃんは、自閉症っていう病気なんだよ」
「ちょっとフラフラして困るけど、ぼくがいればだいじょうぶだから」
「ときどき、大きな声を出すこともあるけど、すぐおわるよ」
スタッフが尋ねているわけではないのに、一生懸命に説明してくれる。
お兄ちゃんのことはぼくにまかせて!
というオーラが小さい体からふきだしている。
小さなころ、いっしょに遊べる時もある。
お父さんや、お母さんをまねて、障がいのある兄弟をサポートしようとする時もある。
でも、障がいのある兄弟がイヤになることもある。
嫌いになってしまうこともある。
しばらくすると、また、ちょっと大人になって、兄弟で関われるときがくる。
急がなくていい。
ゆっくりでも、みんなで成長できるといいね。
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2013年2月2日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:発達障がいの部屋