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障がいのある子どもをもつ父親の会について

障がいのある子どもの子育てはどうしても母親中心になります。

もちろん、子育てが母親だけに偏ることはよい状態ではありません。

 

子育てが母親だけに偏ることによって、

夫婦の関係、家族の関係が崩れていくことは少なくないように思います。

 

でも現実には、父親としてできることには限りがあります。

障がいのある子どもの子育てに参加したい、

役割を果たしたいという思いはあっても、

会社員としての仕事がある以上限界があります。

 

多くの場合、父親の気持ちは

自分の役割と自分のできることの限界との間で揺れています。

 

障がいのある子どもの子育てを母親だけに背負わせていいのか。

仕事があったとしても、父親にできることはないのだろうか。

 

父親が障がいのある子どもの子育てをリードしにくい原因はなんでしょうか。

 

父親は自分の仕事が生活の中心で、

積極的に子育てに関わる時間的余裕、精神的余裕がないという状況が

ベースにあります。

でも、それが父親の子育て参加への絶対的な障壁となっているのでしょうか。

 

男性が仕事にかけるエネルギーは年齢、職種、ライフスタイルにより、

ひとりひとり違います。

どうしても、仕事中心の生活にならざるをえない立場、年齢もあります。

でも、置かれている状況がずっと変わらないかというと、

けっしてそうではないように思います。

 

ひとりひとり違う状況の中で、みんなが同じスタンスで動くことはできません。

・・・みんなが同じになる必要はないのだと思います。

 

ただ、大切なことは、

積極的に動ける年齢の人、積極的に動ける職種の人を中心にして、

父親同士が連帯することではないでしょうか。

 

父親同士の連帯の目的は次のように考えます。

1.父親が子どもの障がいを理解し、子どもの障がいを受容することを

  サポートする。

2.障がいのある子どもを取り巻く環境の中で、なにが必要とされているか、

  なにが足りないのかリサーチし、現実にアクションを起こす可能性を探る。

 

現実の時間的な制約はあるけれども、

父親として障がいを理解し、父親同士が交流できる場をつくり、

父親としてなにがもとめられているかを考える。

 

これらのことをひとつひとつクリアしていくために、

父親同士がゆるやかに交流できるサロンを開設することを提案したいと思います。

 

障がいのある子どものママ友の話は聞いたことがあるけれど、

パパ友という言葉は聞いたことがありません。

父親同士のパパ友という関係性は成立しにくいものなのかもしれません。

 

でも、逆にこれから障がいのある子どもの未来を拓くのは、

新たな障がいのある子どものパパ友という関係かもしれません。

 

パパ同士が出会い、その出会いにより、離れていたジグソーパズルのピースが

つながり、そのつながりが、また別のピースを呼び寄せる。

その中で新たな活動が生まる可能性ができると思います。

 

まずは千葉に、ゆるやかなパパ友のネットワークの第一歩をスタートさせたい。

障がいのある子どもの豊かな未来のために、

障がいのある子どもを中心とした、喜びのあふれる家族の未来のために、

オヤジの役割を深化させたいと思っているのですが・・・

 

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2014年6月1日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:スペース海

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