不登校の子どもの学習指導
子どもが学校に行かなくなると、
親はいろいろなことが不安になるものです。
やっと、
「いま学校に行けない、行きたくないのなら、それでもいいよ」と
子どもの不登校を受け止めはじめても、
「学校には行かなくても、勉強だけはしておかないと・・・」
という不安も生まれてきます。
不登校の子どもに学習指導が必要かどうか、
それは子ども自身が、いま「勉強すること」に対して、どう感じているか ?
そこがポイントだと思います。
学校に行っていなくても、勉強だけはしておかないと、
学校の進度から遅れて、
学校に戻ろうとするときにスムーズにもどれない、という不安から、
親が勉強させようとするケースは少なくありません。
でも、子どもが勉強しようという思いになっていないときの学習指導は
コンクリートに水を流すようなもの・・・
水は注いでいても、けっして滲みていきません。
勉強させなければと、あせる必要はないようにと思います。
子どもによって、吸収力は違うもの。
そして、同じ子どもでもコンディションによって吸収力は変わるもの。
ココロが硬くなっているときと、ココロが柔らかいとき、
吸収力はまるっきり、違います。
無理に勉強させる必要はないように思います。
まわりで子どもを見ていて、
もっと○○したほうがいいのに、もっと○○しなくちゃと
感じることもあります。
でも、子どもはそんな親の思いとは別の世界にいます。
それもありなんだよねって、
子どもの世界を認めてあげられるオトナになりたい。
寄り添うって、そんなことなのかもしれないと思っています。
2013年9月17日