不登校の子どものココロとコトバ
不登校になっている子どもが年度の初めや新学期を前に
「○○になったら、学校行こうかな」
「○○になったら、学校行けるかもしれない」
と言うこともあります。
でも、実際にその時になると動けないことが多いのも事実です。
すると、お父さん・お母さんは
「○○になったら、行くって言ったのに・・・」と思って、
子どもを責める気持ちを持ってしまいます。
子どもは決してウソをついたわけではありません。
ただ自分のココロをうまく表現するコトバをもっていないだけです。
私自身を振り返ってみても、
つまづいた時、肉親と死別した時、
本当に悲しい、本当に苦しい時には自分を表現するコトバがありませんでした。
自分のことをコトバで表現できるようになるのは、ココロが整理できたとき。
ココロの整理には時間がかかるものです。
子どもは決してウソをついたわけではありません。
そうしたかった。
また、まわりのみんなもそうなってほしいと思っていた。
その願いを代弁しただけなのかもしれません。
時に願いは当事者を苦しめることがあります。
2013年9月15日