スペース海個別指導新入会員の変化
スペース海でははじめの1ヶ月間は子どもの個別指導に付き添ってもらう。
その理由は2つある。
1つは知的障がいのある子ども、発達障がいのある子どもの療育の実際はとても見えにくい。
透明性を保つ意味で付き添い、見学してもらうことにしている。
もう一つの理由は、スペース海での子どもとの関わりが家庭での子どもの関わりの
ヒントになるかもしれないと思うからである。
「いっしょに勉強しようと思うけど、私とではうまくいかない」というお母さんは多い。
座る位置、パーティションの位置、机・椅子の高さといった学習環境。
課題の内容、プログラムの構成等の学習内容。
教材・教具の使い方、子どもの気持ちが課題からそれた時の対応。
ヒントにしてほしいことはたくさんある。
でも、1ヶ月したら、親の付き添いは終わりにしている。
それは1ヶ月くらい経つと子どもがスペース海に慣れてきて、
少しずつはじめの緊張感がなくなってくるからである。
緊張感がなくなってくると親への甘えの気持ちが目立つようになる。
子どもの心はだんだんと変化する。
甘えの気持ちが表れるのが、1ヶ月ほど経った頃。
だから、1ヶ月で親の付き添いは終わる。
それからは私とひとりひとりの子ども、
スタッフとひとりひとりの子どもが一対一で向かい合う時間。
療育というのは一対一の関係性を育てていくことなんだと思う。
ひとりひとりの子どもが可能性を広げて行けることを願っている。
そして、私たちスタッフがひとりひとりの子どもの可能性を信じて、
そのありのままを受け止めることができるようにと願っている。
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2013年5月11日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:発達障がいの部屋