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発達障がいのあるこどもとの関わり

平成6年にスペース海で発達障がいのあるこどもたちと関わり始めたとき、

私はまったくの素人で、何をしたらいいのかわかりませんでした。

何回か、個別の関係を続けて気がついたことは、

「こどもたちが好んでやろうとする教材・教具を使えばいいんだ。

こどもたちができることを見つければいいんだ。」ということでした。

ですから、スペース海のこどもとの関わり方の原則は

「できることを見つけること」です。

 

当時の私はこれといって有効な指導法が見つけられずにいました。

(もちろんスタートしてからは、有名なセラピストの指導を見学させて

もらったり、学びを続け、試行錯誤をしました)

そんな私にとって、この「気づき」はとても重要なものでした。

 

数年たって振り返ったときに、この指導法、そしてこどもとの関わり方は

間違いではなかったと思いました。

私自身、長女(重度の知的障がいがあります)との関係を振り返ってみても、

どうしても障がいをもっているこどものマイナスの部分に目がいってしまいました。

なんでできないんだろう、どうしてだろう、知らず知らずのうちに、

マイナスの数を数えています。

いわゆる「ふつう」のこどもであれば、マイナスもあるけれども、

プラスの部分も見つけやすい。

でも、発達に遅れや偏りのあるこどもの場合にはプラスの部分が見つけにくいですね。

見つけにくいからこそ、意識的に見つける努力をする必要があるように思っています。

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