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障がいのある子どもの成長に変化の見られない時

障がいのある子どもは階段状に成長していくと言われる。

 

変化のない時期(階段のステップに当たるところ)があり、

場合によっては変化のない時期が長くあり、

「もう、成長が止まっちゃったんじゃないか」と思えることもある。

 

それでも、いままでできなかったことがウソのように

突然できるようになる瞬間もある。

 

以前書いたブログには

 

変化のない時期は次の大きな変化へ準備の時期。

近い未来の大きな変化を楽しみにしようよね。

 

という内容の記事を書いた。

 

 

子どもによって、年齢によって、発達の段階によって、

いくら工夫しても、その時の課題がクリアできないことがある。

 

もちろん、そんなときには課題の達成へのステップを細分化して

ひとつひとつ丁寧に進める必要はあるけど、

あるところでピタリと変化がなくなることがある。

 

そんな時には「焦点をずらす」ということも大切。

 

子どものつまずきにこだわり、苦手なことを繰り返すことには、

子どものモチベーションを下げる効果しかないのではないか。

 

しばらくはつまずいていることにフォーカスするのではなく、

別のこと、別の単元に取りかかってみることも有効なこと。

 

そして子どものできることを見つけ、広げていく。

すると、しばらくして、つまずいているところが

クリアされていることはよくあること。

 

そんな焦点をずらすという方法もある。

 

そしてそんな時は療育の原点に戻る必要があるときだと思う。

 

療育の原点とは、

つまずきのある子どもと共に喜びを探し、

喜びの時間を共有することだと思う。

けっして、できないことをできるようにすることではない。

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