スペース海物語その3
平成6年スペース海を始めたばかりのころは、
「いつやめよう・・」と思っていました。
少し、子どもたちが応じてくれるようになって、
「行けるところまでいこう・・」と思うようになりました。
でも、それからずっと、障がいのある子どもたちとの関わりが続いていくとは
思っていませんでした。
「いつでも無理だと思ったらやめよう・・」
そんな中途半端な気持ちだったんですね。
私がライフワークとして、いまの活動を続けようと思ったきっかけは
悲しい出来事でした。
スペース海に通っている障がいのある少女が学校帰りに交通事故でなくなりました。
私はその子がなくなったのがショックで、
その時に障がいのある子ども達が生きるというのはどういうことなんだろう。
障がいのある子ども達が育つというのはどういうことなんだろうと思いました。
そして、障害のある子ども達と共に生きるということはどういうことなんだろうと
自分自身に問いかけました。
今でもその答えを探しています。
でも、少なくとも彼女の死は、
「中途半端な気持ちじゃなくて、ちゃんと向かい合ってよ」
というメッセージだと思えました。
それから、いまの活動は私のライフワークになったのです。
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2012年11月10日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:スペース海