児童虐待を学ぶ
6月26日に「児童虐待」を学ぶセミナーに参加した。
第1講は島田妙子さん。
タイトルは
「幸せって何だっけ? ~被虐待の淵を生き抜いて~ 」
島田さん自身の体験談を中心にお話された。
お父さんの再婚と共に始まった義母の虐待。
でも、次第に実父も虐待に加担するようになる。
家庭が壊れていく様子が生々しく語られた。
生命の危機も何度かあったらしい。
その虐待の闇から救いだしてくれたのは
まだ若かった中学の女性教師だった。
しっかりと目を向け、見守り、時には行動する。
そんな人がいれば、救われる命もある。
島田さんの姿勢で特に感銘を受けたのは、
虐待してしまう親を「敵」にしてしまわないこと。
いまの日本には虐待してしまう親のサポートがない。
「虐待さん、いらっしゃい!」と
虐待してしまう親に呼びかけたところ、
たくさんの相談があったそうである。
虐待することはもちろん悪いことではある。
でも、その親の心の闇に目を向けなければ、
解決にはならない。
子育てにつまずく家庭を見守り、支える。
そんな取り組みがもっともっと広がっていくことを望む。
スペース海としても、そんな活動を心がけたい。
タグ
2013年7月5日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:スペース海