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不登校と転校について

転校がきっかけになって、学校に行きにくくなるケースは少なくありません。

それは転校先の学校の雰囲気、状態にもよるのかもしれません。

 

地域によっては転入・転出という人の動きの多いところもあるし、

ほとんど人の動きのない地域もあります。

場合によっては、幼稚園から中学校卒業までは同年代の子どものメンバーに

変化がないという地域もあります。

 

そんな、子ども同士の関係が出来上がっているところへ入っていくのは大変・・

転校ってリスクが大きいと思いますね。


また逆に、

不登校になったときの対策として、環境を変えるために転校するという

考え方もあります。

これは本当にケース・バイ・ケース。

でも、私は転校して不登校が解決したというケースをあまり知りません。

まず、本人が転校を望まないことが多いし、

転校しても、また転校先で行けなくなってしまうこともあります。

それでなくても、転校はリスクが大きいのですから・・・。


転校先でまた不登校になると、

どうしても本人の心のキズは広がっていきます。

「やっぱり、ボクはだめなんだ・・・」という思いが強くなってしまう。

そんな状況は可能な限り、避けたいですね。


でも、いじめが主な原因のような場合には、

環境を変えるという方法も選択肢の1つではあると思います。

本当にケース・バイ・ケース。


少なくとも、本人の気持ちとじっくり寄り添うことが大切で、

無理に動かそうとするのは止めたほうがいいと思います。

2013年9月17日

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