発達障がいのある子どもと慣性の法則
40日以上の長い夏休みの後、
子どもたちは生活のリズムの変化に戸惑う。
夏休み明けから、学校に行けなくなるケースは少なくないし、
発達障がいのある子どもの場合、
機嫌が悪く、理由もなくイライラしてしまうことも多い。
理科の力学の法則に、「慣性の法則」というのがある。
静止している物体は、力が加わらない限り静止をし続ける。
運動している物体は、力が加わらない限り等速直線運動を続ける。
という法則。
発達障がいのある子どもを見ていると、
その「慣性の法則」を思い浮かべることがよくある。
同じ状態が続いていくことが彼らには安心できること。
だから、同じ状態を続けたいと思う。
そこになんらかの力が加わる、
例えば、夏休みが終わって学校に戻るような瞬間は、
いままでの状態が壊される訳だから大変だ。
しばらく、新しいリズムになれるのに、時間がかかる。
この時期、こだわりの強い子どもは大変なこともある。
でも、しばらくすると、なんでもなかったようにその生活に慣れていく。
そんな見通しを持って見守れるといいなあ・・・と思っています。
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2013年9月11日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:発達障がいの部屋
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