不登校、障がいの受容と母親のココロの癖
不登校や障がいに関する相談を受けていると、
お母さんのココロの癖に気がつくことがある。
誰でも、子どもが学校に行けなくなったり、
子どもに障がいがあることがわかるとうろたえる。
そして、ある程度の時間が過ぎると
子どもの状態を受容しようとする時期になる。
でも、受容できるまでにかかる時間も
受容の状態も本当に個人差がある。
それに、ひと口に受容といっても、
積極的な受容(子どもの状態をプラスに受け止める)もあるし、
消極的な受容(仕方なしに受け止める)もある。
そもそも受容できずに跳ね返すだけの場合もある。
そんなお母さんの受け止め方は、
よ~く話を聞いてみると、
お母さんのココロの癖なんじゃないかなと感じることがある。
子どものプラスを探すのがとても上手なお母さんがいる。
でも逆に、
子どものマイナスを探すのがとても上手なお母さんもいる。
そして、このココロの癖はひょっとすると、
お母さん自身の育ちが基になっているのではないだろうか。
最近、思うことは、
子育てを支援するということは、
お母さん自身の育ちを振り返り、
お母さん自身の素敵なところを、もう一度探すことではないかと思う。
場合によっては、
お母さんの親の育ちを振り返り、
お母さんの親の素敵なところを探すこととも必要なんだと思う。
虐待の世代間連鎖はよく指摘される。
でも、虐待という形にはならなくても、
ココロの癖の世代間連鎖はやっぱりあるような気かするなあ。
マイナスのココロの癖の世代間連鎖は
毎日の生活の中で、
小さなヨロコビを積み重ねることでしか切れない。
・・・そんな風に思った朝でした。
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2014年8月23日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:スペース海