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不登校の子どもの兄弟の不登校

最近受けた不登校の相談。

中学生のお姉ちゃんが不登校で、

二人の小学生の弟たちも行きたがらないことがあるとのこと。


親にとっては兄弟がそろって不登校になるのは・・・つらい。

なかなか受け止められない。


ケースバイケース、いろいろな場合があると思うけど、

大きくふたつに分かれると思う。

1つはその子自身に不登校の要因がある場合、

もう1つはお兄ちゃんやお姉ちゃんの不登校の様子を見ていて、

ボクもワタシも行きたくないなあ・・と思ってしまう場合。


下の子どもが小学生くらいの時期は後者の場合が多いかも。

お兄ちゃんやお姉ちゃんの様子を見ていて、

自分も不登校を演じてみたくなる。


家族の中に不登校の子どもがいると、

どうしても、その子どもに意識が向かう。

その分、他の兄弟に向かう意識が薄くなる。

お父さん、お母さんが手を抜いているわけではないんだけど。


そんな時、さびしくなってしまう瞬間もあるんだよね、きっと。

だから、自分も不登校を演じてみたくなる。


でも、そんなケース、

子ども自身の中に学校に対する大きな不安がないケースでは、

ずっと、不登校をし続けるのはタイヘンだ。


そんな時は、無理に学校に行かせることより、

子どもの「空腹感」を満たすことを優先した方がいいと思う。

その子だけの特別な時間を持つようにしたり、

いままで以上にスキンシップをしたり、

その子に対して「あなたもとっても大切なんだよ」という親の思いを

表現してあげることがポイントだと思う。


子どもの中の1人が不登校になったことで、

不登校が連鎖して、兄弟も不登校になるというケースは多くないように思う。


兄弟で不登校になっていく場合もあるけど、

その場合には学校生活に対して、それぞれ別の問題を抱えている。




学校に行っていてもいなくても、障がいがあってもなくても、

成績が良くても悪くても、「あなたもとっても大切なんだよ」と

伝え続けることができれば、なにかが変わっていく・・と信じている。

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2013年7月16日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:不登校の部屋

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