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冬休み・夏休みの宿題考

冬休みや夏休み、長期の休みになると

いろいろな宿題がでる。

 

宿題を出すことの是非を云々するつもりはないけど、

宿題の出し方は再考の余地がたくさんあると思う。

 

まず、作文・読書感想文・日記。

ワタシは今年で60歳になる。

いわゆる、還暦。

記憶を遡っても、作文・読書感想文・日記の書き方を

教えてもらったことがない。

 

もし、そういう時間があったとしても、

記憶に残らないくらいの時間なんだと思う。

書き方も教えないで、「さあ、宿題やってきてね」というのは

なんだか変だと思うんだけど。

 

発達障がいのある子どもの場合には

「自由に書けばいいのよ、好きなように」

という指導は通用しない。

 

そんなことを言う先生は

「自由」ということがどれだけ発達障がいのある人を

困惑させ、苦しめているか理解していない。

 

でも一方で、作文指導は容易なことではないのも事実。

 

例えば、

過去の誰かの作文を読み合ったり、

それぞれの作文を合評しあったり、

自分の気に入った作文を書きうつしたり・・

そんなサンプルとなるものに触れる時間が

もっとあっていいように思うけどなあ。

 

 

それから、それから、

計算問題がA4とかB4の紙一面にたんさん印刷されている

宿題もある。

 

あれもつまずきやすい子どもにはプレッシャーだと思う。

 

宿題をするのが嫌でやらずにいて、

休みの終わりになって、

お母さんにとなりに座わられて無理やりやらされる。

 

そんな時、計算問題がたくさん印刷された宿題は

オニにしか見えないのでは・・・。

 

きっと、学校が宿題を出すときの手間とコストの

問題がからんでいるのだろうと思うけど、

つまずきやすい子どもには負担が大きい。

 

彼らにとって、負担の少ないプリント課題とは・・

 

一枚のプリントに多くない問題数。

一枚のプリントに一つのパターンの問題。

プリントにはイラストなど余計な装飾を入れない。

 

どこかでそんなプリント見たことありませんか?

 

そう、公文式のプリント。

私は公文信者ではない。

公文式には長所もあるし、短所もある。

 

スペース海の会員を見ても、

公文式に合う子どももいるし、そうでない子どももいる。

 

でも、公文式の教材作成の理念には賛同するところも多い。

 

小さなプリントに少ない問題

→ → → 心理的なハードルをさげ、取りかかりやすくする。

一枚のプリントに一つのパターン

→ → → 子どもにとってわかりやすく、つまずきにくい。

たくさんのプリントを消化する

→ → → 花丸のついたプリントが貯まることで達成感を感じられる。

 

つまずきやすい子どもの目線、心理に添った教材作成が

されている。

 

学校の長期休暇の宿題ももっと子ども目線を大切にすると

いいと思うんだけどなあ・・

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