ニッタ先生、ビミョウです。
今日、利用者のAさんは私に会うなり、
「ニッタ先生、髪の毛切ったね。」
といってくれた。
午前中に床屋に行ったので、まだ誰も、家内も気づいていない。
気にしてくれてるんだとちょっと喜んで、
「かっこよくなった ?」
と聞いてみた。
「ビミョウです。ニッタ先生、ビミョウです。」
自閉症のAさんは気にしてくれていたのではなく、ただ「違い」が
気になっただけだった。
でも、そのビミョウのニュアンスが絶妙で、ずいぶんことばの力が
あるんだと感心した。
その後で、
「本人の前では言ってはいけません。」と2度ほど、繰り返していた。
自閉症の利用者、ダウン症の利用者、そして作業所ではほとんど顔を
あげない真理子さん(私の娘)、ほのぼのした時間が流れています。
ゆっくりと
おくれても
あわてない
おくれても
おこらない
(川上美也子五行歌集より)
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2009年11月30日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:ワークホーム海の実